私が自分らしく生きることが

できるようになったのは

40代後半の大きな出来事がきっかけでした。

 

それまでは、自分の意見がなく、

自分がないから人の意見に流され、

周りの人に嫌われたくないという思いから

ますます自分の意見を待つことも

語ることもしませんでした。

こんな私がどうして変化できたのか

きっかけをお話しします。

 

 

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私にとっての大きな転機

 

それは子どもが家を出て行って

しまったということです。

20歳過ぎて間も無くなんの前触れもなく

突然、いなくなってしまいました。

 

理由はあったのですが

まさか家を出るだなんて

思いもよりませんでした。

そういう大胆なことをする

人間ではないと思っていたからです。

よほどの固い意志があっての

ことだったと思います。

 

簡潔に述べれば、

夫が子どもを支配していたからです。

いつまでもいつまでも・・・

 

少なからず私も夫には

逆らってはいけないという思いがあり

他にも理由はあるのですが

結局は私も夫と同類でした。

 

子どもの考えと行動を

支配していたんだと思います。

 

そんな中で生きるのは

子どもにはとても苦しかったと思います。

 

私もまさに嫁いでからずっと

めんどくさい姑の世界に閉じ込められ

支配されていたので

気持ちは痛いほどわかります。

 

でも、同じことをしてしまった。

 

同じことを子どもにしていたと思うと

なんて愚かなんだと

嘆くしかなかったです。

 

 

もう支配するのも支配されるのもやめることにしました。

 

自分のしていることが

めんどくさい姑と同じことをしている。

 

そう考えただけでも

ゾッとします。

 

「もう、やめたい。」

「私はめんどくさい姑とは同じことはしたくない」

 

そう思い、子どもに

これまでのことを謝りたいと思いました。

 

まず居場所がわからなかったので探して、

見つかりました。

 

でも、コンタクトを取ったはいいけど

会ってはくれませんでした。

 

仕方のないことです。

 

急がず、ゆっくり、ゆっくりと

会えるタイミングを待っていました。

 

数ヶ月後、やっと会ってもよいという

メッセージが届きました。

私は子ども1人も守れないかと

絶望していましたが、

会えることでなんとかその絶望からも

抜け出すことができました。

 

そして、今までのこと、

ずっと思うように

生きることができないように

させてきたことを謝りました。

守れなかったことを謝りました。

 

 

相手をがっかりさせることが何より大事!

 

 

子どもが親をがっかりさせるということは

かなりのエネルギーがいると思います。

 

小さいことならまだしも、

今回の家出は子どもにとっては

大きな出来事であり

親をがっかりさせてしまったという

悲しみも深かったと思います。

 

でも、自分らしく生きるには

家出という選択肢しかなかった。

 

そうだったと思います。

 

自分らしく生きるには

 

大切な誰かを

例えば親だったり、

恋人だったり、

兄弟だったり

友人だったり、

 

そういう相手をがっかりさせなければ

言葉を変えれば

その相手との

境界線をしっかり引かなければ

いけないと思いました。

 

そうしない限り自分らしくは生きられません。

 

常に相手と同じエリアにいては

共依存となり、

いつもその相手の意見に

同調ばかりすることになります。

 

 

めんどくさい姑をがっかりさせることで自分らしく生きれる

 

子どもがかなりのエネルギーを使って

自分らしく生きるよう

お手本を見せてくれたんだと思います。

 

「お母さんも、いつまでも同じところで

同じように、人の意見に流されていないで

自分の意見があるのなら

しっかり発言して、

嫌なら嫌って言いなよ、

そうしたら、自分らしく生きれるよ。

お母さんの世界はお母さんの世界。

めんどくい姑はめんどくさい姑の世界。

そうやって区別しないと苦しいだけだよ」

 

今回の出来事で

子どもにそんなことを

言われたような感じでした。

 

そして、やっと嫁いでから20年以上

一度も反論したことがない弱虫な私は

めんどくさい姑に

自分の意見を言うことができました。

 

めんどくさい姑は

かなりショックを受けていた様子で

早速、私の発言を子どもに愚痴っていました。

 

仕方のないことです。

 

そうしてくれても構わないと

伝えたのでなおさら

愚痴りたくなったのかもしれません。

 

でも、愚痴ることは

めんどくさい姑の権利であって

私には愚痴るなと言う権利はないので

好きなだけ愚痴ればいいと思っています。

 

私も、愚痴ってますし。笑)

 

人が人をコントロールするからおかしなことになる

 

今の社会、コントロールしすぎって

思うことがよくあります。

 

もっと尊重し合えば

楽に生きられるのに

どうしてでしょうか?

 

きっと、自分の思っているように

動いてもらっていた方が

こちらとしては何のストレスにも

ならないからなのかな。

 

もっと複雑な理由もあるかもしれません。

 

何にしろ

自分が自由に発言し、

自由に生きられていることに

感謝できていれば

寛容にもなれるし、

尊重もできると思います。

 

子どもにも、もっと自由な意見を持って

自分の思うがままに生きてくれたら

それだけで十分です。

 

子どもには、本当に感謝しています。

 

今、めんどくい姑を

がっかりさせることができて

やっと自分らしく

生きることができているからです。

 

 

それは、子どものお手本があったからです。

 

 

 

 

 

 

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