自分が幼い頃は
そばに親がいない状態だったので
すごく寂しくて、
不安で、
なるべく人気があるように
テレビをつけて
音を大きくして
賑やかな感じをさせることで
防犯対策をしていました。
(そんなことを考えたのは小学校低学年です。
誰からもすすめられたわけでも無く
本能でそうしたんですね。)
なので、自分の子どもには
寂しい思いや、
不安な思いをさせなければ
子どもは立派に育つと
思っていました。
でも、それは間違っていました。
もくじ
子どもはもっと甘えたかった!?
直接は聞いていないので
わからないのですが、
家出をしたということが
そうだったんだろうなと悟りました。
私の子どもは、小さい頃から、
めんどくさい姑と舅と
出かけるのが常だったのですが
私はいつもめんどくさい姑が
私から子供を奪って
好き勝手しているものだと
思っていたのです。
でも、そうじゃなかった。
私がそうさせていたんです。
きっと私が十分親に甘えれなかったので
夫に甘えたくて
独り占めしていたんだと思います。
無意識でそうしていたんです。
無意識だったので
そこに気づけたのは最近です。
子どもはこういうのを察知するのが
優れていると思います。
幼いながらに子どもは
察知したんだと思います。
だから休みになればいつもいつも
めんどくさい姑と舅と出かけてしまう。
いつも楽しいこと好きの
子どもだったので
いつも外に出かける
めんどくさい姑と舅に
ついて出かけていたと
思っていたんです。
でも、実はそうじゃなかったのかなと
最近よく思います。
今、目の前で起きていることは
自分が作っている世界だからです。
病気の方がこの言葉を聞いたら
怒ってしまうかも知れませんが、
うつ歴10年の私は
そう思いました。
そして、それを素直に受け入れ
うつ病をやめました。
手放しました。
私が子どもに十分
甘えれるような環境を
作ってあげれてなかったので
私にも、
夫にも、
甘えれていないんじゃないかなって
思いました。
子どもが小学生の時にうつ病になって
ますます甘えれなくなってしまったんだと
思います。
学校を休むという深層心理
子どもはそんなに体が
弱いわけではないのですが
時々、風邪や熱、けがなどで
学校を休んでいました。
高校の頃は1年間休んでいました。
登校拒否です。
これにもしっかりとした理由があったのに
私は当時、
全く気づいてあげれませんでした。
ただただ、親に甘えたかったのです。
人間は親に甘える回数券を持っていて
それを使い切れば
もう十分に満たされて
次の世代にバトンを渡すのです。
今度は甘えを受け取る番なのです。
ですが、十分甘えれていないと、
甘えの回数券を使えていないと
大人になっても甘えてしまう。
それは、親にずっと甘えて
パラサイト化したり、
恋人に甘えたり、
愛人だったり、
甘えの対象がいないと
お酒や、
たばこや、
ギャンブルや、
薬に
依存してしまう。
十分甘えることができていない子どもたちは
ますます増えるばかりの社会になっています。
この日本では特にです。
じじばばでは甘えは満たされません。
今からでも遅くない子育て改善法
今からでも遅くはないので
私は子どもに会えた時は
なるべくスキンシップを取りたいと思っています。
ハグハグしてあげたいと思います。(笑
最初は恥ずかしいかもしれませんが
この日本ではこういうスキンシップを
もっと取ったほうがいいと思うのです。
家族ならなおさら。
やっぱり親からぎゅっと抱きしめられたら
安心するんです。
大好きな人ならなおさら。
(明らかに嫌いで、嫌われているのなら
やめておいてください。)
そして、意思の疎通を
上手にとる。
一方通行のコミュニケーションではなく
どちらかと言えば
親側が聴く側にまわり
できるだけ子どもの想いを
聞いてあげるとよいと思います。
別に答えなんて
与えなくてもいいんです。
もう、立派な大人なら、
自分で答えは見つけます。
悩みを打ち明ける人は
ほぼ、どうしたいか決めているそうです。
ただ、アウトプットしたいだけ。
聞いてもらって
思いを整理整頓したいだけなのです。
語るのではなく、
聞くことを大事にすれば
ひと言、ひと言に、
いろいろなメッセージが
隠れています。
それを拾ってあげてください。
「こんなこと言ったけど
こんな言葉使ってたけど
もう少し詳しく聞かせて」
とか、
「どうしてそう言ったの?」
でも、いいでしょう。
よくコミュニケーションを
ボールのキャッチボールで例えるのですが、
まさにそのように
優しいボールの投げ方で
コミュニケーションを図ると
たくさん話してくれると思います。
そばにいるだけでは
十分、子どもは甘えることは
できていません。
しっかり幼少の時に
思いを全力で受け取り
安心して甘えられる環境を作ってあげ、
少しずつ自立できるよう
導いてあげなくてはいけないのです。
甘えと、自立の、
バランスが難しいかもしれませんが
甘えが十分満足のいくものなら
勝手に自立していくと思います。
その時に親が上手に
手を離してあげれば大丈夫です。
子どもは強いです。
信頼してあげれば
勝手に成長します。
信頼してあげれば
病も治ったりもします。
なんでも手を出しすぎず
信頼してあげてください。