なかなか普段は電車で移動することはないから、
電車に乗った時は特に強く感じてしまうことがあります。
それは、みんなの目が何となく死んでいるって思うのです。
でもそう感じるのは私だけではないんじゃない?
目もそうだけど、
からだ全体から発しているエネルギーが
弱い感じで生き生きしていない。
私もうつ病の薬を飲んでいた時は
うつろな目をしていました。
過去の写真を見るとよく分かります。
どんよりしてて、目がぱっちり開いてない状態。
薬の副作用?作用?
薬からくるどんよりさもあるけど、
もう生きる気力がなかったから尚更どんよりしていた。
あの時の自分と似たような感じのみんなの目。
生きる気力がないわけでもないから、
心の状態は私とは違うと思うけど、
もしかしたら夢とか希望とか
あんまり持ててないのかなと感じます。
前にも聞いたことがあるけど、
最近の調査でも、
日本の若者の自殺数が多く、
先進国の中でもダントツトップだそうです。
私が20代の頃、
自分もこれといって何の夢も持たず、
結婚がゴールのような気がして結婚してほっとして、
子どもが生まれて自然の流れで子育てをして、
目の前にある仕事をこなし、
主婦業をして、
一般的な年の重ねかたをしてきたと思います。
そのうち自分の思いと反した力が押し寄せてきて、
ただただNOが言えず、
全て受け入れてしまい激やせ、
病気にかかりやすくなり、
最終的にメンタルクリニックに駆け込み
うつ病と診断されました。
少しでも20代の頃、
夢とか希望とか、
何かこれをやりたいと思えることがあったら
病気なんてしてられない!
と病も跳ね返していたかもしれません。
本当に自分には何もなかった。
何も考えていなかった。
適当に年を重ねていただけで何の志もなかった。
空っぽの脳みそだった。
言われるがままのロボットだった。
それが嫌と言いながら
実は一番楽を選んでいたんだと思います。
指示通り動いていれば責任は自分にはないでしょ。
何も言い返さなければ非難も浴びることもないでしょ。
何の意見も述べなければ波風も立たず楽に泳げるでしょ。
そう全て楽を得るために夢も希望も自ら持たなかったんです。
えっ、じゃあ今の特に若い子も
もしかしたら楽だから夢や希望を持たないのか?
今の時代物が溢れていて楽をしてしまう物ばかりある。
苦労することで得ることも沢山あることを
半世紀近く生きてきて強く感じました。
うつ病になったことは
それはそれは苦労の連続でしたが、
多くの学びもありました。
うつ病が薬では解決しないことは
身にしみて体験しました。
あのまま飲んでいたら
きっともうこの世にはいなかったでしょう。
本当に直ぐそばに死が隣にありました。
そんなどん底の沼から出てくることは可能だし、沼にいた人間が夢を持つことも可能です。
あとは自分がその目標に向かって
一歩踏み出す勇気があるか、
ただそれだけです。
怯えながらの一歩を
この歳でおばさんは踏み出しました。
きっと願えば、
一歩を踏み出せば、
他の力が加わり加速していきます。
自分らしく生きたいと
強く願えば願うほど
エネルギーが発生して
それが原動力になります。
若者も、
年配の方も、
病を持っている方も
ぜひ、大きな大きな叶えられないような
夢を持ってください。
大きな夢は大きなエネルギーに変換されていきます。
(きっと、うつの時は
大きな夢なんて持てないかもしれない。
振り返れば私もそんな余裕はなかったな…
だから、持てそうになければ
ほんの小さな目標から取り組んで
自分にも何かを成し遂げれるんだと、
自信をつけていくのもいいと私は思います。)
そうしたら寝込む時間も
病んでいる時間ももったいなく感じ、
うつ病だったことも忘れ、
自分らしく生きる
自分が好きになっていきます。